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ワタシの履歴

第12章 無心

恵の話を聞いて、私はちょっと気分が良かった。


それから何度かメールをやり取りし、会う事になった。

飲み会から、2週間も経った頃だ。

私は『会う』という事が、面倒だったのだ。

たぶん、彼氏を作るという事に、本気になってなかったからだろう。


当日、エアロをつけてローダウンされたシーマで迎えに来た登君。

助手席に座り、ドライブをした。


あちこち連れてってくれて、あっという間に夕暮れ。

門限を伝えてある為、登君は門限の時間前にちゃんと送ってくれた。


それからメールは増えて、何度か会った。

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