テキストサイズ

ワタシの履歴

第12章 無心

月明かりが辺りを照らしていた。

街中とは違い、のどかな畑やちょっとした林もあり、少し怖くなったりもした。

細めの道に入り、左に曲がると広いお庭に入った。

登君ちは、大きめな家とくっつていていたプレハブもあった。

登君の部屋はそのプレハブで、外から直接入れるドアもあったが、中に入ると家と繋がっているドアもあって、そのドアを開けると、家の廊下と繋がっている。

部屋の中にはテレビとゲーム、小さい冷蔵庫、タバコと灰皿が置かれた小さいテーブル、漫画が入っている黒色の本棚があった。

床にはグレーの絨毯が敷かれていて、端に布団が畳んで置かれている。

思ったより片付けられていて、グレーと黒と白の色で出来たキレイ目な部屋だった。


さっそくテーブルにお酒とおつまみをひろげ、飲みだした。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ