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ワタシの履歴

第12章 無心

登君が

「あのさぁ、イヤじゃなかったら、うちで飲まない?」

と言った。

『あれ?カラオケは?』と思ったが、一瞬考えて

「いいよ~」

と答えた。


コンビニでお酒とおつまみを買い、また車に乗り、登君ちを目指す。

「登君ちって、近いの?」

「ん~こっから15分位かな~?」

「一人暮らしじゃなかったよね?」

「うん、家族皆で住んでるよ」

「何人家族なの?」

「7人。ばあちゃんと両親と、姉貴と妹と弟と俺。妹は輝子ちゃんと同い年だょ」

「へぇ~賑やかだねぇ~!」

「まぁ、うっさいけどね」

そんな話をしながら、登君ちに着いた。

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