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ワタシの履歴

第14章 恐怖

武んちは本当に広くて、玄関までの敷地に車が何台停まるんだ?という位の広さで、家も大きかった。

そんな大きな家があるのに、武の部屋は、家から10m位離れた場所にある、プレハブだった。

「あれ?離れなんだ?」

「うん。姉貴と妹はあっちだけど。俺は自分の部屋が欲しいからね」

「そっか、それなら確かに欲しいよね~」

と言いながら、プレハブの武の部屋に入る。

「お~。思ったより男らしい部屋だね!カッコイイじゃん」

「だろ?はは(笑)」

部屋には、テレビとパソコン、直径30cm位のテーブル、そしてセミダブル位のベッドがあった。

壁には、仕事着だろうスーツが数着かかっていた。

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