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ワタシの履歴

第15章 不信

隼人は車で私の後をついて、私が家に着くまで見届けてくれた。


別れ際、作り笑顔で手を振った私。


そして玄関の前に立つ…緊張した。

『どんな顔をすればいいんだろぅ…』

親には知られたくない…


覚悟を決めて、玄関を開けた。

「ただいま~!」

廊下の先のリビングから、ママの声がする。

「おかえり~!」

『パパはまだか…良かった…』

パパには会いたくなかった。

ママがリビングから顔を出す前に、急いでスリッパを履いて階段を登る。

途中、ママが階段の下から声をかけてきた。

「パパまだだからお風呂入っちゃいなよ」

「は~い」

私は背中を向けたまま答えた。

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