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ワタシの履歴

第18章 期待

ある日、一緒に夕飯の買い物をしていた。

彼は違う料理が良いと言ったが、私がちょっと、ワガママを言ってみた。

「私これがいい!」

するといきなり機嫌が悪くなる龍平…

お店をスタスタと歩いて出て行こうとする。

私は慌てて彼を追いかけて名前を呼ぶが、背中が怒りに満ち溢れているのが分かる。

お店の外に出て、彼の腕を掴む。

「ねえ!待って!どうしたの!?」

振り返った彼の顔は、眉間にシワを寄せて、私を睨んだ。

「てめぇ、自分が金を払うからって上から俺を見るんじゃねぇ!!」

私はビックリした。

そんなつもりは毛頭無い。

ちょっと可愛く言ってみたかっただけだったのに。

なんて事もあった。

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