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ワタシの履歴

第19章 現実

そんな龍平を見て、私はオロオロ…



2時間も経っていなかったが、夫が我慢しきれず

「帰るぞ!!」

と、切れながら言った。

怒られるのが怖くて、私はそれに従ってお店を出た。


車に乗っても、まだイライラ全開でいる夫が言った。

「パチンコ屋行け!」

私は

「え?…もうやらないって…」

「いいから行け!!」

と、ダッシュボードを蹴る。



『禁パチスロ』は、こうして1ヶ月で『解禁』されてしまった…


なんでもっと強く言わなかったの?
なんで反論しないの?

と、思うだろう。

私も今思うと、恐怖を打ち破って言っていたら、もしかして変わったのかな…とも思う。

でも、夫の切れ方は、私にとっては怖くて仕方なかった。

怒鳴りながら、物を投げつけたり蹴ったり、壁を殴ったり。

そんな風にならないように、なるべく回避したいと思っていたのだ…

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