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ワタシの履歴

第19章 現実

その、『解禁』の日。

お店に着いて、私は夫の後ろをお腹痛くなりながら着いて行く。

なんて言ったらいいのか…不安と、あたふたな気持ちと、恐怖と、『やらないって言ったのに』という気持ち。

こうゆう気持ち、なんて言うんだ?

とにかく、そんな気持ちでいた。



夫は、台のデータをくまなく見て、自分の財布から小遣いを出して打ち始めた。

ほどなくして、台はとっておきながら、また他の台のデータを見る。

そして

「この台やって」

と言った。

私は独身の時、ゴルフ場を辞めてからパチンコ屋で働いていたため、パチンコもパチスロも問題なく出来る。目押しも。
(目押しとは、大当たりが確定すると7を3つのリールで横か斜めに揃えなければならないが、そのリールの文字が見えて、7を狙って押す事。また、7でなくても狙った模様を押せる事)

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