ワタシの履歴
第2章 本当の自分勝手
しばらくして、由美が戻ってきた。
「…分かった…輝子ならいいや。」
と、涙目な笑顔で言う由美。
少しの罪悪感はあったけど、なによりも、ブリッコ小悪魔な由美に勝った事が嬉しかった。
今思うと、なんて最低で自分勝手だったんだ…
しかも、智とはそれ以来、一度遊んだだけで、私から終わらせてしまった。
2週間位だったと思う。
気に入った人を、普段から面白く思ってなかった由美にとられ、更に奪い返したって事だけがただ嬉しくて、智自体に執着はまったく無かったのだ。
まさに、100%『隣の芝は青く見える』状態。
たったそれだけなのに、私は由美を泣かせ、智を悪者にし、飽きたからやめた。
それからは、何も無かったように、裕太の事が好きな私に戻っていた。
そんな自分勝手だった中学時代。
これだけじゃなく、私は本当に自己中で気が強くて最低だった。
言う事をきかない友達をシカトしたり、思い通りにならないと暴言を吐いて、相手を泣かせた。
イジメに近い事を、普通にやっていたのだ。
それが自分勝手でヒドイ事だったと私に気付かせてくれた出来事が、高校時代にあった。
「…分かった…輝子ならいいや。」
と、涙目な笑顔で言う由美。
少しの罪悪感はあったけど、なによりも、ブリッコ小悪魔な由美に勝った事が嬉しかった。
今思うと、なんて最低で自分勝手だったんだ…
しかも、智とはそれ以来、一度遊んだだけで、私から終わらせてしまった。
2週間位だったと思う。
気に入った人を、普段から面白く思ってなかった由美にとられ、更に奪い返したって事だけがただ嬉しくて、智自体に執着はまったく無かったのだ。
まさに、100%『隣の芝は青く見える』状態。
たったそれだけなのに、私は由美を泣かせ、智を悪者にし、飽きたからやめた。
それからは、何も無かったように、裕太の事が好きな私に戻っていた。
そんな自分勝手だった中学時代。
これだけじゃなく、私は本当に自己中で気が強くて最低だった。
言う事をきかない友達をシカトしたり、思い通りにならないと暴言を吐いて、相手を泣かせた。
イジメに近い事を、普通にやっていたのだ。
それが自分勝手でヒドイ事だったと私に気付かせてくれた出来事が、高校時代にあった。