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ワタシの履歴

第21章 選択

「…分かったよ!!」

と、怒って電話を切った夫を迎えに行った。



車の中は、最悪な空気。

ダッシュボードを蹴り、殴り、

「っざけんなっ!!」

と何度も言う。


私は無言で夫の怒りが鎮まるのを待つしか出来ない。



家に着き、車から降りた夫。

と思ったら、携帯を思いっきりアスファルトに投げつけた。

「んなん(こんなの)だったら携帯なんていらねぇ!!」


電池パックは飛び出し、二つ折りの携帯は、グラグラになった。


私は怖くてドキドキしながら、夫の投げつけた携帯を拾い、夫のあとから家に入った。

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