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ワタシの履歴

第21章 選択

朝起きると、携帯に夫から電話があった。

夫の携帯は壊れてなくて、まだ生きていたみたいだ。

私はその電話に出ない。

怒っていて出なかったのではない。

怖かった…とにかく怖かった。

無断外泊をして、しかもあった事を話した事も、きっと夫は分かっている。

私が誰かに相談をする事が嫌いな夫。


電話に出たら、きっとまた、怒鳴られる…


私は携帯が鳴り終わった後、直留守に設定をした。

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