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ワタシの履歴

第23章 痕(あと)

夜中24時頃、リビングにある家の電話が鳴った。

パパは遅く帰ってきたが、ママと一緒にもう寝ている。

そして私も出ない。


龍平じゃないにしろ、こんな非常識な時間の電話には出ない。


龍平だったら、尚更絶対に出たくない。


夜中の電話は2回あった。




朝になり、また家電が鳴った。

時間は7時。

ママが電話に出たが、龍平からだった為、私は代わらなかった。


そしてお昼ご飯の時間、また家電が鳴ってママが出る。

また龍平からだ。

私は龍平と分かると、布団の敷いてある隣の部屋に戻って横になった。


ママは龍平と話している。


「昨日は何考えてたの?」

「付き合いも分かるけど、少しは状況を考えなさい」

「輝子は今もお腹痛くて大変なのよ」

「輝子は横になってるから電話に出たくないって」

こんな事を龍平に言っていた。

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