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ワタシの履歴

第24章 嘘

夜は、泣き疲れていつの間にか寝ていたが、2時に目を覚まし、その後は寝られなかった。

頭の中は、龍平があの女とセックスしている事ばかり想像させられる。

動悸は激しくなり、怒りも込み上げててきて、悲しくて悔しくて…虚しい…



朝になり、私は寝室から出た。

朝ご飯を作る。
【妻】としての仕事だから。


でも、書斎で寝ている夫は起こさない。


朝ご飯を作り終えて、また寝室に戻り、布団に入って横になった。


横になっても、考える事は同じ…


しばらくして、夫は自分で起きて、ご飯を食べて、珍しく食器まで洗ってから出勤した。


夫が出勤してからも、私はまだ寝室から出る事が出来なかった。


心身が、まさにヨレヨレでフラフラだった。

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