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ワタシの履歴

第25章 距離

11時間際…真人にメールをした。

『ゴメン…やっぱ無理』


そして私は行かなかった。

行けなかった。


きっと、たとえ龍平と同じ事をしたとしても、私の気持ちは晴れる訳が無い…

関係無い人を巻き込んでは駄目だ…


私はそのメールだけ送ると、真人の連絡先を拒否設定した。

真人にも…悪い事をしたな…


次の日、土曜日の仕事が終わったお昼過ぎ、携帯が鳴った。

『パパ?珍しい』

いつも何か連絡ある時は、パパからじゃなくてママからあった。

パパからの電話は初めてだったと言っていいかもしれない。

『なんだろ?』

「もしもし?」

「あ、輝子か。ママが入院したよ」

「え!?なんで!?」

「骨折だって。まぁ、大したことはないみたいだから、時間ある時にでも見舞いに来てな」

「分かった…じゃあ今から行くし!」

私は急いで家に帰り、1泊分の着替えだけを持って、1時間半かけてママが入院した病院へ向かった。

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