テキストサイズ

ワタシの履歴

第25章 距離

家に着き、布団を敷いて、少し話していたが、疲れていたのでお互いすぐに寝た。


昼頃になり、目を覚ます。

恵は居酒屋のバイトの為、3時には帰っていった。

すると夕方、真人からメールがあった。

『昨日は楽しかったよ!明日だけど、さっそくデートしない?』

『へぇ、絵文字使わない人なんだ…明日か…明日も休みだし大丈夫か』

少しの迷いはあったが、私は了解した。


次の日になり、待ち合わせ時刻の11時の、1時間前。

私は迷っていた。

行っていいのか…やめるべきか。

デート位、確かに出掛けるだけだし、龍平がやった事に比べたら全然だ。

でもそれはこっちの事情なだけであって、相手には家庭がある…


上手くいってなくって、もしかしたら離婚直前とかかもしれないけど、上手くいってたら?


上手くいってたら…奥さんはどう思う…?


出掛けるだけじゃ平気だなんて思わないかもしれない。


百々音が私にさせた気持ちを、私が奥さんにしちゃうの?


それが原因で、幸せな家庭を壊してしまうかもしれない…


子供はどうなる…?

ストーリーメニュー

TOPTOPへ