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ワタシの履歴

第27章 監視

パパは前にも、何かの時に私にこう言った。

「パパはママと何年一緒にいると思ってるんだ。ママはそれくらい大丈夫だ」

と。

確かに私は、パパよりは一緒に居てはない。
当たり前だ。

でも、人を知る事に、必ずしも時間が比例するとは限らない。

それに、そうしてきてママはストレスを溜めてアルコール依存症になったのだ。

パパは分かっていない…

私は頭の堅いパパに言うのをやめた。

代わりに私がやればいい。


お酒を見つけてから、1週間が経った頃、龍平から電話があった。

自由にした別居を始めて、もう少しで2ヶ月になる時だった。

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