ワタシの履歴
第29章 暗雲
たった30万だ。
されど、30万。
まだ、返済中の借金は60万あった。
200万から、やっと60万まで減らしたのに、また増えた時の落胆は大きい…
そして、再スタートする時に、今度こそ【信じる】と思ってやってきた。
それなのに、また裏切られたこの気持ちは、何とも言えない。
私の心には、【諦め】が生まれ、【期待】はなくなり、【信用】は揺らぎだした。
龍平に聞くと、素直に認めた。
「これ…また借りたのは何で?」
「…パチスロで…」
「他にもあるでしょ?」
「…あと…プロ○スがある」
「いくら?」
「………20」
「…そう。どうするつもり?」
「今、カード会社を一緒に出来るやつを見付けて、それにしようかと思ってる。そしたら、利息も少なくなって少しは楽になるんだ」
「そう…」
私は怒らなかった。
というか、やはり落胆と諦めの気持ちが大きかったから、【怒り】の感情は無かったのだ。
されど、30万。
まだ、返済中の借金は60万あった。
200万から、やっと60万まで減らしたのに、また増えた時の落胆は大きい…
そして、再スタートする時に、今度こそ【信じる】と思ってやってきた。
それなのに、また裏切られたこの気持ちは、何とも言えない。
私の心には、【諦め】が生まれ、【期待】はなくなり、【信用】は揺らぎだした。
龍平に聞くと、素直に認めた。
「これ…また借りたのは何で?」
「…パチスロで…」
「他にもあるでしょ?」
「…あと…プロ○スがある」
「いくら?」
「………20」
「…そう。どうするつもり?」
「今、カード会社を一緒に出来るやつを見付けて、それにしようかと思ってる。そしたら、利息も少なくなって少しは楽になるんだ」
「そう…」
私は怒らなかった。
というか、やはり落胆と諦めの気持ちが大きかったから、【怒り】の感情は無かったのだ。