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医療事務のシフトが出るのは２週間ごとだった。

私は５月の15日を最後に辞めさせて貰う事になった。

龍平に話したのは、５月12日だ。

それまで、やはりまた葛藤だった…

でも、龍平との子供は産めない、家庭は作れないと思った自分を信じてみようと考えた。

周りには余りなかった離婚も、そこまで珍しいものでもなくなった。

それも背中を押してくれた一つでもある。


「話があるんだ」

「なに？」

「離婚しよう」

「…分かった」

なんとまぁ、いとも簡単に同意をした龍平。

そして

「…そろそろ言われるんじゃないかって思ってた…」

とも言った。

北海道に来てから、龍平自身も自分の身勝手さに気づいていたようだった。

でも、パチスロも身勝手さも、分かってはいるけど、やめたくてもやめられなかった。
自分でもどうしようも出来なかったと…