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ワタシの履歴

第31章 終末

10時になり、そろそろ予定通り大洗港に着く時間。

船の揺れは大きくて、窓から外を見ると雨も降っていたが、無事に着きそうだ。

チェルシーは起きていた為、抱っこして近付く陸地を窓から見ていた。


陸地が見えてくる…

なぜだか、また涙が流れてきた…

悲しい訳では無い。

嬉しい訳でも無い。


…不安だった。

これから先の事が。

これから先、私と結婚したいと思う程に好きになってくれる人はいるのか…

愛してくれる人はいるのか…

私は男を愛せるのか…


でも、選んだ道に進んでいくしかない…

勝手に1日は始まり、日々は過ぎて行く…

進まざるおえない。

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