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ワタシの履歴

第31章 終末

『後悔する事は無い。輝子は毎日頑張って最後まで看病してたよ。』

『輝子が離れた時に逝ったのは、きっと輝子が悲しむからだよ。だからチェルシーはママである輝子に最後の姿を見せたくなかったんだよ。』

『チェルシーは、ママ(私の事)が無事に着いて未来に歩いて行くのを見届けてから逝ったんだよ。だから千葉に着くまで頑張れたんだ。』

『チェルシーは、ママ(私)からたくさんの愛を貰って、絶対に幸せだった。居なくなるのは悲しい事だけど、チェルシーも精一杯生きたんだよ。だからチェルシーの為にも後悔しないで。』

すぐには無理だったけど、でも、この言葉たちは、確実に私に立ち直る力をくれた。

今、書きながらでも、涙がにじんでくる。

でも、この言葉たちを思い出し、泣くのはやめようと思える。



今でもチェルシー以外のフェレットを見て可愛いとは思うが、『チェルシーの方が可愛い』と思ってしまう為、新しい仔を受け入れられるのは、まだ先になりそうだ…


チェルシーを亡くした事は、本当に本当に悲しかった。


変な言い方かもしれないが、そのおかげで元旦那の龍平との離婚の悲しみは薄れた。

チェルシー、ありがとう。

そして、頑張ってくれてありがとう。

たくさんの愛しさをありがとう。

今でも愛してるよ。


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