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ワタシの履歴

第50章 東くん…【とうとう…】

マンションに着き、しばらく車の中で彼と話す___






東『シフトは、作ってみなきゃ分からないけど、輝子を優先させる』




『…うん』




東『ホント色々…』




『ん?』




東『いや…』





『何?言ってよ、気になる』



東『ホント輝子にはいろいろ…彼女の事とか考えてくれたり…ごめんね』



『…そんな事言わないで…』



抑えてた涙が流れた___





彼も、涙目になっている…







東『…好きだよ、輝子…』私を抱きしめる





彼から離れて『…でも…もう言葉だけじゃ…』





東『そうだよよね…結果がね…』





『本当は、そう思ってないんじゃないかとか…彼女と別れるって話も全然ウソなんじゃないかとか…

ごめん…今日は絶対に泣かないつもりだったのに…』



東『謝るな…こんだけ長引けば誰だって…

ここまで追い詰めたのは俺だから…ごめん…』



私を抱きしめながら言う彼






『ごめん…板挟みになったる東だってツライのに…』







本心は、彼女と別れるって言うなら、彼女優先なんてもうしないで

彼女からの誘いを断って、別れるんだってちゃんとにおわせて

この前は、あくまでも同情で言ったんだって、彼女に態度で示して

好きな人と付き合いたいんだって、彼女にちゃんと思わせて






あなたが行動に移さない限り、この状況は何も変わらないんだよ…





皆が皆、悩んで苦しんでいくだけなんだよ…






早く行動に移して…






本当に、信じさせて…







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