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ワタシの履歴

第6章 本気

この日はいつも通りにデートをし、彼はいつも通りに家まで送ってくれた。

特に変わった事もなく。


次の日、バイト先の女の先輩は、首に大きなキスマークをつけて働いていた。

『わ!すごいな~。あれがキスマークだよねぇ。やっぱ高岡君のは虫刺されか』

先輩の名前は、幸子。

仕事も出来るし明るいし、笑顔が素敵な人で、私の尊敬している人だ。

大学生で、社会人の彼氏がいる。

たまに迎えに来ているその彼氏は、スーツが似合う大人でカッコイイ人。

私は幸子先輩と良く話していたし、幸子先輩も可愛がってくれていた。


…気でいた。

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