テキストサイズ

ワタシの履歴

第8章 恋人

当日、優介の車の助手席に座り、少し不安混じりながらもワクワクしながら向かった。

当時流行っていたあゆのCDを聴きながら、楽しく会話をしながら。


2時間半で、もう優介の地元に着いた。

でもすぐに家には向かわず、色々案内してくれる優介。


『運転で疲れてるはずなのに…ありがとう』


そう思っていながらも、当時の私は『ありがとう』なんて照れ臭くて言えない。


陽も傾き、辺りも少し涼しい空気になってきた頃、とうとう優介の実家に着いた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ