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ワタシの履歴

第8章 恋人

「ただいま~」

優介が言うと、すぐ目の前の居間らしい部屋のドアが開いた。

「お帰り~!…あら、可愛いコ連れて!」

とても明るくて、優介に似た優しい顔。

「こんにちは、はじめまして!輝子と申します」

「輝子ちゃんね。母のみどりです。よろしくね」

『良かった…優しそう』

「はい、お願いします」

居間に通され、お茶を頂きながら話をしていると、時間はもう18時。

「あら!ご飯用意しなきゃ」

「あ、私何か手伝います」

「いいのよ~お客さんなんだから。ゆっくりしてて」

と、お決まりの会話をする。


ご飯は和風で、すごく美味しかったのを覚えている。

お父さんも、おじいちゃんおばあちゃんも、皆優しかった。


食事後、居間の隣の和室に案内され、私はビックリした。

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