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年下boyfriend

第2章 それからの毎日

あれから1年後――。


あたしは高校2年生になった。


大翔とはあれ以来会っていない。


なぜなら大翔は、あの後すぐに引っ越してしまったからだ。
あたしは、さほど気にしなかったが、このことを思い出すと少し胸がチクリと痛む。


だけど、そんなあたしにも、彼氏ができた。


「美桜ー。帰ろうぜ」


「うんっ」


同級生の坂下直弥 (サカシタ ナオヤ)


彼は1年生の時から好きだったあたしの片思いしていた人。


向こうから告白された時は嬉しかった。


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