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好きになっちゃだめッ!!

第6章 本当の気持ち

コンコン


『どうぞ』


「失礼します…」


ソッと顔を覗かせる。


『あぁ、君か!!来てくれたんだね』


入って入ってと言いながらおもむろに立ち上がるセナ様。


作業机がドーンと真ん中にある。

それ以外は何もない。


きっと隣の部屋に寝室があるのだろう。


なんだか落ち着かなくてキョロキョロしてしまう。


「そこにでも座って?」


誘導された先には小さなソファがあった。


『あの…それで…』


遠慮がちに座りながら、話を切り出してみた。

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