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好きになっちゃだめッ!!

第6章 本当の気持ち

パチン…


着信メール………と電話?


メールを見る。


朱里からだ。


《聖奈!!どこに行ってんねん!!もう夕食の時間やでッ!!はよ、帰ってきぃよ〜》


そっか…私、荷物置いたままだから出ていったって…知らないんだ………。


そして着信履歴を見る。



げっ…


俊俊俊俊俊………


俊がずーっと続いている。


俊がガミガミと怒っているのが分かる。


『はぁ〜どうしよ…』


「お姉ちゃん…?」


キィ…と自転車が止まる。


『へ…………?』


「お姉ちゃん!!何でこんなとこにいるんだよ!?」


『うわっ!!翔太!?』


部活帰りなのか、制服姿だ。


「こっちが“うわっ”て感じだよっ!!桑谷邸で働いてるんじゃなかったの!?」


『いや…その…そうそう!!おやすみ貰っちゃった♪』


咄嗟に嘘をついてしまう。


「ふぅ〜ん…」


しら〜と見つめてくる。


「ま、いいや。後ろ乗ってけば?」


ほらと後ろをトントンと叩いた。


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