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好きになっちゃだめッ!!

第6章 本当の気持ち

***

『ふえぇ……ん』


トボトボと歩く。


結局ケータイしか持っていなくて、電車にも乗れなかった。


仕方なく家まで歩く。


辺りはすっかり暗闇に染まっていた。


ブーブー


ケータイがさっきから鳴りっぱなしだ。


ブーブー


あぁ!!もう、うるさい!!


仕方なくポケットから取り出す。

その時に一緒に何かが出てきた。

『あ…』


白い、ハンカチ。


セナ様から貰ったハンカチだ。


『…………………。』


お尻のポケットに突っ込んだ。


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