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好きになっちゃだめッ!!

第8章 隠された真実

『ほら、涙を拭いて?』


ハンカチを渡す。


「あ、ありがとう…レイちゃん…。」


私たちは、小さい頃からずっと一緒だった。



遊ぶときも、お風呂に入るときも、寝るときだって。



可愛い弟分はいつのまにか、私の身長を抜いて。


幾分も男らしくなった。


でも許されない恋。


私はお嬢様。

あなたは一般人。


私は、それでも密かに愛した。




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