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好きになっちゃだめッ!!

第8章 隠された真実

でも、それも長くは続かなかった。


私が26の時婚約相手が決まったのだ。



「今日…お見合いするんだよね…」


心なしか庄ちゃんは悲しそうに俯く。


『うん………。』



「『………………。』」



『庄ちゃんッ!!私…』


スッと人差し指で止められる。



「言っちゃダメだ…………。」


“好き”って…あなたに言わせて…。


私が好きなのは…あなただけ…。

「レイナお嬢様!!」


『……………っ』


「ほら、行っておいで…」



優しく頭を撫でる。



さようなら………私の愛しい人…。





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