
好きになっちゃだめッ!!
第9章 黒い影
***
『せ、聖奈さん…』
ぐったりと動かなくなってしまった。
「よーし、運ぶぞ〜」
「うぃーす」
男は聖奈さんを担ぎ、白いバンの中へ消えていく。
助けなきゃ…っ
『ぅ…』
聖奈さんの携帯に手に取り、兄さまに電話をかける。
ブロロロロ…
車が発進してしまった。
トゥルルルル…トゥルルルル…トゥルルルル…
兄さま出て…っ
「はい…」
『兄さま!!』
「!?は、遥香!?」
『聖奈さんが…ぅ…連れ去られました…』
「連れ去られた…?」
『公園の近くでっ…白いバンに…っ…』
電話の奥で激しい物音が聞こえる。
「遥香ッ!!ナンバー分かるか!?」
『は、はい…ナンバーは……』
『せ、聖奈さん…』
ぐったりと動かなくなってしまった。
「よーし、運ぶぞ〜」
「うぃーす」
男は聖奈さんを担ぎ、白いバンの中へ消えていく。
助けなきゃ…っ
『ぅ…』
聖奈さんの携帯に手に取り、兄さまに電話をかける。
ブロロロロ…
車が発進してしまった。
トゥルルルル…トゥルルルル…トゥルルルル…
兄さま出て…っ
「はい…」
『兄さま!!』
「!?は、遥香!?」
『聖奈さんが…ぅ…連れ去られました…』
「連れ去られた…?」
『公園の近くでっ…白いバンに…っ…』
電話の奥で激しい物音が聞こえる。
「遥香ッ!!ナンバー分かるか!?」
『は、はい…ナンバーは……』
