テキストサイズ

好きになっちゃだめッ!!

第9章 黒い影

***


………………


……………


…………


『ん…』


ここ、は………?


『………っ』


頭がぼーとしてうまく働かない。

ぼや〜とした中にチカチカと光る電気が見えた。


私…意識が…飛んで…


「よぉ…起きたか」


『!!!!!!』


バッと横を見る。


こいつ…どこかで…


「覚えてるか?星城奏だよ」


『かな…で…!!』


何でこいつが!?


逃げようとするけど身動きが取れない。


手首は手錠をかけられベットの柵に拘束されている。


ガチャガチャと鉄のぶつかる音が虚しく響いた。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ