止まらない愛を、私に。
第2章 バイト
戻ること、2か月前―――。
高校3年生になりたてた春。
両親が単身赴任することになった。
私は、せっかく受験して入った高校を転校するのはいやだった。
もちろん、マネージャーになったし、友達と別れるのは絶対いやだし。
私の姉もいるから、両親は別に心配はしなかった。
でも…。
友達と遊んだりするお金がどんどん足りなくなっていった。
親は、月に一回、お金を送ってくれるんだけど、
生活費も入るから、全然足りなかった。
高校生といれば、ほしい物が沢山ある。
遊びたい、化粧品、バック、服…。
他にも色々、