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第2章 一ヶ月前



半年間程
連絡を取り合わない事は
彼と僕の間では
極々 当たり前の事


人付き合いが
極度に苦手な僕を
忘れた頃に
誘い出すのは


いつも
彼の方だった


極力 彼の誘いを
断る事はしなかったが


約束の当日
気分が乗らないと
ドタキャンするのは


いつも
彼の方だった





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