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第2章 一ヶ月前



僕になど
言われなくとも


彼自身
何度も
這い上がろうと
努力をしていた


しかし
挫折の傷みは
酷く彼を臆病にさせ


結局
過去から目を背け
違う道を
歩いてしまう


その背中は
暗闇の中
俯き歩く姿に
映った

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