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第1章 彼




警察から
何度が確認電話が
繰り返され


彼の部屋へ
警察官がふたり
姿を現し


詳しい事情聴取を
取られる


その後
彼の職場の方々が
次々と階段を
昇ってきたが


事情聴取を
取られている間に


老夫婦と共に
姿を消した


検察が到着し
遺体を警察署へ
移動するか


現場で検死をするか
監察医の到着を
待つ事になり


僕は
そのまま
彼の部屋の前で
待機を命じられた


何度も
現場確認を
聞かれ


僕は
何度も
同じ事を
答えた



“カーテンを
開けたのは
僕です”


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