
「俺は、男だ!クソ野郎」
第5章 鬼ごっこ…?
それに
無防備に寝ているもんだから
自然と手が勝手に伸びてしまい
気づくと俺は、姫の髪を撫でていた。
サラサラしていて気持ち良い…。
ずっと撫でたいって気分になる。
また調子に乗って
頬っぺも触ってみたりする。
なにこれ
「すげぇ、もちもち…」
白くて透き通った肌。
感触なんて最高って言葉じゃ足りないくらいだ。
俺は、自分でも知らないうちに
この子に夢中になっていた。
寝込みに襲うなんて
俺にとっては日常茶飯事なことなんだけど
姫相手だとなんだか
調子狂う…。
本当、女顔…いや、
女よりも可愛すぎている。
綺麗にパーツが整っていて
こんなところで
そんな風に寝てたら
誰かが襲っている。
まぁ、俺は、
図書館ではそんなことやらねぇって
決めてるし。
…でも、まだ起きないよな?
