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偽り王子様

第4章 11日*初喧嘩!?

なんでこんなイライラすんの
べつに私のとこじゃなくても
あの人のとこに
行けばいいのに…

横断歩道をわたる
赤なのにも気付かない
くらい考え込んでいたんだ

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ヴー!

「危ない!!」

はっとしたときには
もう遅い…

聞こえた声は確かに
春の声だった…

「な…なんで…」

目の前には血まみれの春

「なんで助けんのッ…」

「俺は真優ちゃんのヒーローだから」


なんで笑ってんの…
全然笑えないよ…

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