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偽り王子様

第10章 5日目*想い


今向かっているのは
香奈の家、

「香奈っ…」

春が言ってた言葉…


「あいつは…俺がお前を傷つけないか心配してた、言われたよ…真優を傷つけるんなら許さないって」

香奈…
そんなこと心配してたの?
私のために泣いたの?
なんでそんなに…

「香奈!」

「真優?どうした?」

「春から聞いた…私、大丈夫!香奈に心配かけないようにするから!頑張るから!!」

「真優は強いね、でももし泣かされたら私が殴りに行ってやるっ」
「あはは…」

ホントにやりかねないな…
すると真優が急に真剣な顔をした

「真優?明日家行っていい?聞いてほしい話があるの…」

「?分かった…、じゃあもう遅いから帰るねっ」

家に帰ると前と変わらず

「ただいま」

「おかえり」

これがずっと続けばいいな…



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