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ひまわりのキミ。

第17章 ひまわりのキミ。14

「てっちゃん…!」

「夏子」


時計台に来ると、てっちゃんは先に来ていた。


「ごめん、遅くなって…」

「いや…時間ピッタリ…」

「えっ…」


時計を見ると、後夜祭が始まる時間の19時を針が指していた。


「…俺がめっちゃ早く来ただけ」


てっちゃんは俯き加減で言った。


「そこに座ろ。他の奴が来る前には話、終わらせたい」

「うん…」


私たちはベンチに座った。


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