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ひまわりのキミ。

第17章 ひまわりのキミ。14

「かなり時間が経ったけど、気持ちは変わらない」


私だって…ずっと…。


「ここを待ち合わせ場所にしたのは…そういうこと」


やっぱり…。

私はゆっくりと顔を上げててっちゃんを見つめた。

心臓が跳ねた。



「好きだ」


涙が溢れてきそうになったけど、グッと堪える。

そして私も…。



「…私も、好きです」

「…今度はちゃんと付き合おう」

「うん…」


てっちゃんは私を抱き寄せた。

初めてだから戸惑ったけど、てっちゃんの優しい匂いに包まれたから、私も抱き締めかえした。


「大スキです、てっちゃん」

「俺も大スキ」



今まで色々なことがあった。

ケンカもした。

でも、いつだって2人乗り越えてきた。

これからもずっと一緒にいたい。

心からそう思ってる。



ひまわりのキミ。完


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