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ひまわりのキミ。

第7章 ひまわりのキミ。6

告白されて、両思いだって分かったけど、付き合うことが出来ないのは悲しい。

私が付き合うのは変だと思うけど、それでもてっちゃんの隣にいつも居たかった。


それに…。

学校へ行けば、てっちゃんとは隣の席だから気まずくて仕方ないと思う。

『好きだ』


その言葉が頭に焼き付いて離れてくれない。

言葉が形として残らないとなると、何だか胸が痛い。

私はてっちゃんがサイテーだとしても、絶対に気持ちは変わらない。

自信がある。

…やっぱり、心ではこんなにも言えるのに、現実じゃ何にも言えない。

昨日だって、もっとちゃんと話を聞いていれば…。

私の気持ちを話していれば…。

あわよくば、付き合えたかも知れないのに。

後悔しても、今更遅いよ…。


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