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ひまわりのキミ。

第10章 ひまわりのキミ。8

「うぃ~☆俺は杉野太陽ダヨ☆日焼けしちゃったヨ☆」


朝、始業式の日に学校へ着くと1人、やけにテンションが高い人がいた。

一瞬、誰かと思ったけど太陽くんだった。

ラップ…?

何でサングラス…?


「皆今日も元気にいきましょう☆」

「何アイツ。」


一緒に来たさきちゃんは呆れていた。


「お前らテンション低くね?」

「なんであんたはテンション高いのよ」


さきちゃんが太陽くんにそう言った。


「何だよ、知らねぇのかよ?明日から文化祭の準備が始まるんだぞ?」

「えっ!文化祭!?もうそんな時期なのか~!」

さきちゃんのテンションが一気に上がった。

うちの高校は、9月に文化祭、10月に体育祭、11月に球技大会と、二学期に沢山の行事がある。

なかでも、文化祭は後夜祭に行われることが毎年違うから、皆楽しみにしてるんだ。

ちなみに、去年は『告白タイム』。


「出し物、何やろーね」

「明日から準備ってことは…。今日のHRで決めるのかなぁ?」

「そうなんじゃね?」

「楽しみだな」


クラスが段々と盛り上がっていく。


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