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ひまわりのキミ。

第12章 ひまわりのキミ。10

「何でホストクラブなんてやりたいんだろうね」

「水希ちゃん…」


私が作業をしていると、いつの間にか隣に水希ちゃんが居た。


「手伝うよ」

「あ、ありがとう…」


水希ちゃんは、私の手からガムテープを取って紙に貼った。

手際が良い…。

私不器用だから、手伝いに来てくれたんだ。


そういえば、今、何でって言ってたけど…。


「今回の出し物、やりたくなかったの…?」

「ううん…、そうじゃない」


「なんだろう…」、そう言って水希ちゃんは、一回手を止めた。


「太陽ってモテるじゃん?女のお客さん相手にしてるところ見たくないなぁって思ってさ…」


え?

それってもしかして……。


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