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ひまわりのキミ。

第12章 ひまわりのキミ。10

「好き…なの?」


勇気を出して聞いてみた。

すると、水希ちゃんの顔が段々赤くなった。


「な、内緒だよっ…」


わ、わ、わ…!!

本当なんだっ…!!

なんか、恋してる女の子ってすごく可愛いなぁ。

「あいつ…調子良いけど、優しいし、頼りになるし。…ずっと、好きだったんだよね」


ポツポツと語っていく水希ちゃんは本当に可愛かった。


「夏子は朝日奈くんでしょ?」

「えっ…!?」


突然そう言われて、驚いた。

確かにそうかも知れないけど…。

なんで分かるのっ…?

水希ちゃんは、私がそう聞きたいのを悟ったようで。


「分かりやすいから」


と、ニッコリしながら言った。

私って、そんなに分かりやすいのかなぁ。


「朝日奈くんねぇ…。モテるよね」

「まぁ…」


性格良いし、カッコいいもん。

そりゃモテるよ…。


「でも、あいつ彼女いることない?」

「…うん」


この間、あの子がクラスに来ててっちゃんを読んでたんだから、ほとんどの人が彼女が出来たって知ってる。


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