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ひまわりのキミ。

第12章 ひまわりのキミ。10

「でもさ、朝日奈くんは夏子が好きだと思う」

「あはは…」


そんなの昔の話だよ。

今は可愛くて良い子な彼女がいる。

そんな記憶、もう忘れるんだ。

私の気持ち知ってるくせに、昨日あんなことを言ったてっちゃん。

本当に意味分かんない。


「好きな人に彼女なんて、キツいよね…」

「…うん」


本当は好きで好きで仕方ない。

だから、簡単には諦められない。

…てっちゃんは、どんな気持ちで彼女なんて作ったんだろう?


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