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終わりの物語

第1章 終わり

「気は済んだか」

ベッドに体を起こして俺の方を見る

俺が放った体液もそのままに裕也は言った


「どうして・・・
裕也は葵のために

其処まで出来るんだ」

葵は裕也の親友だ

病気の葵のために裕也は体を売っていたんだ

そんな事俺に一言も言わなかった

裕也の視線を背中に感じる 
感じる

汚したはずの裕也はとても綺麗で

俺は酷く惨めな気分になった

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