涙も出ないくらいに。
第2章 待ち合わせ
「まあ、今は楽しくてもなんか嫌なことが
これからあるかもしれないじゃん?
そしたら迷わず誰かに相談しろよー?
なんなら俺だっていいしさ!」
この言葉を聞いて、
湊の優しさをより感じた。
いつの間にか一緒にいるのも
話したりするのにも
緊張がなくなってきていて、
自然体で居られるようになっていた。
湊といると魔法にかかったみたいに
思ってることを素直に言える。
だから一緒にいて安心するんだな…
そんなことを考えてるうちに、
あっという間に家の近くまで来ていた。