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秘密の恋。

第18章 出張終了。

友香は木村に、自宅から徒歩1分のコンビニの場所を伝えた。
木村は、コンビニに着いたらメールか電話をすると伝えて、すぐに部屋を出た。タクシーを捕まえ、行き先を告げる。

(寺嶋…俺に会いたいって…こんな夜中に。今日の俺は、酒も入ってるし、多分、セーブ効かねぇぞ。いいのか?)

タクシーは15分ほどで友香の指定したコンビニに着いた。木村が携帯を取り出すとメールを打つよりも先に着信音が鳴った。
『寺嶋 友香』

ディスプレイの表示に驚いて顔をあげると、店内から友香が出てきた。

「家で待っとけって…」
「会社の寮からなら、だいたいの時間は読めますから。さっき出たばかりですよ」
「まぁ、いっか。乗って」

寺嶋は友香にタクシーに乗るよう促した。
タクシーは二人を乗せて再び走り出した。

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