秘密の恋。
第18章 出張終了。
40分後、メイクも着替えも済ませてすっかりお出掛けモードになった友香が洗面台の前に立っていた。
時刻は、深夜1時…。
(木村さん、今、どうしてるのかな?)
友香は電話をかけてみた。
1コール、2コール、3コール…
「…はい」
ややテンションの低そうな木村が出た。
「き、木村さんっ。えーと、そ…送別会は?」
「さっき終わって、今、部屋に戻ってきたとこです」
「あのっ、明日は…朝早いんですか?」
「道路が混まないうちに帰りたいんで…」
「そう…ですよね…」
シュンとする友香。それを気配で察した木村。
「寺嶋さん、どうかしました?」
「…私。私、木村さんに会いたいです」
「えぇっ!?」
「今から、木村さんの寮に行ってもいいですか?」
「もう遅いし、女の子が一人で出歩く時間じゃない!ダメだ!」
「でもっ、でも私、会いたいんです…木村さんに!」
(だって木村さん、明日からいなくなってしまうから…)
半泣きの友香。
「…じゃあ、俺が行くから。家は、どこ?」
「えっ?」
「俺だって会いたい。でもこんな時間に若い女の子を一人で外歩きさせるわけにはいかない。だから、俺が行くよ」
時刻は、深夜1時…。
(木村さん、今、どうしてるのかな?)
友香は電話をかけてみた。
1コール、2コール、3コール…
「…はい」
ややテンションの低そうな木村が出た。
「き、木村さんっ。えーと、そ…送別会は?」
「さっき終わって、今、部屋に戻ってきたとこです」
「あのっ、明日は…朝早いんですか?」
「道路が混まないうちに帰りたいんで…」
「そう…ですよね…」
シュンとする友香。それを気配で察した木村。
「寺嶋さん、どうかしました?」
「…私。私、木村さんに会いたいです」
「えぇっ!?」
「今から、木村さんの寮に行ってもいいですか?」
「もう遅いし、女の子が一人で出歩く時間じゃない!ダメだ!」
「でもっ、でも私、会いたいんです…木村さんに!」
(だって木村さん、明日からいなくなってしまうから…)
半泣きの友香。
「…じゃあ、俺が行くから。家は、どこ?」
「えっ?」
「俺だって会いたい。でもこんな時間に若い女の子を一人で外歩きさせるわけにはいかない。だから、俺が行くよ」